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2010年9月

2010年9月27日 (月)

住宅版エコポイントの取り扱い


日曜日の日経新聞には資産運用やら家計のやりくりといったFP関連の記事が載っていることが多いんですが、最近は確定申告のシーズンでもないのに税金関連のトピックが多いような気がします。
もちろん、私も職業柄、税制関連の記事はマメにチェック。勉強の意味が半面、FPの方や新聞記者の方による寄稿記事は眉つばものの案内もあるので、批評的な視点も持ちつつ楽しみながら観させていただいています。(いや、皮肉じゃなくホントにあります。。。)

さて、昨日の記事は、「住宅版エコポイントの取り扱い」
3点ほど、税務担当者でも「おやっ」と思われるようなポイントが掲載されていて大変勉強になりました。

・まず第一に「収入計上時期」。
ご存知のように、企業であれ個人であれ、会計・税務では収入は原則発生主義でとらえます。原則を当てはめて考えるならば、エコポイントは付与時の所得なんじゃないかと考えがち。

ところが、ポイントはポイントのままでは使えませんから、追加工事やら商品券やらに引き換えた(=使った)時点の収入となるとのことです。
つまり、ポイントの通知を受けた時点と使った時点の中途で年をまたいだ場合には取り扱いに注意せよ、ってことですね。

・次にポイントを「追加工事等に充てた場合の取り扱い」。
つい最近締め切りになったエコカー補助金が、(法人が取得した場合)国庫補助金等に該当し、圧縮記帳の対象になることは色々なウェブで紹介がされていましたが、住宅版エコポイントは、例え事業者が取得しても圧縮記帳の対象となる国庫補助金等には該当しないようです。

つまり、施工業者に支払う工事費の額はポイント分だけ差し引かれますが、個人事業者の不動産所得等の計算上、減価償却はエコポイントの額を差し引く前の「総額」を基に行うらしいです。今年はエコカー減税使う人多いだろうし、混同して間違える人続出するんじゃないかなぁという印象。

・最後に、では事業者が取得したこのエコポイントをどうするか?
圧縮記帳の対象にならない(=経費から差し引かない)ということは、どこかの所得の収入として上げるしかありません。

記事では賃貸用住宅の取得に関連して取得したポイントについては不動産所得の収入金額に計上した上で、賃貸業務と関連する工事や環境商品等と交換した場合には、経費と両建てで処理することを示唆していました。結果的に所得ゼロになることはあっても、申告書上は経費から差し引いちゃいけないってことですね。

しかし不動産所得には原則として事業付随収入という考え方はないはずで、「不動産の貸付」から生じたものでないエコポイントを不動産所得の収入金額にはめこんでしまうのは、やや違和感があります。この辺は寄稿された税理士の方のお話を伺ってみたいところです。

(因みに、事業者でない個人が取得したエコポイントや、事業者が取得していても事業に関連しない商品券の取得等に充てられていた場合には、勿論一時所得での処理ということになります)


ところでこの住宅版エコポイント。
自己が居住の用に供している既存住宅に対して行った場合には、省エネ減税やバリアフリー改修減税の対象にもなります。

つまり、一定の要件を満たせば、エコポイントと、所得税額控除という『両得』の恩恵が受けられるわけです(新築物件について取得したエコポイントについては「改修」要件は満たしませんので、両得の話とは無関係ですね。ただし、ローンを組んでいる場合には、別途住宅ローン控除が取れる可能性はあります)が、ここまでご覧いただけるとおわかりの通り、意外と取り扱いはぐちゃぐちゃ。

工事のご予定・実績がある方は、申告シーズンに入る前に専門家の方にご相談をされるといいと思います。

]
関連記事;
http://www.tabisland.ne.jp/news/news1.nsf/2a03c8904e6f853f492564990021bb43/ac12564ff013f685492576eb000a1fbc?OpenDocument

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2010年9月21日 (火)

収穫の秋


おはようございます。
連休の谷間。心なしか今朝は電車が空いていたような気がします。

3連休で、我が家では稲刈りをしました。
「えっ、もう?!」って感じですが、その通り。
自分が子どもの頃と比べても一カ月以上は時期が早くなっています。

父いわく、「昔は収穫は10月下旬から11月にかけて。11月23日(勤労感謝の日)は収穫を神様に感謝する日だった」のだとか。
ふーむ。確かにwikiなどにもそのような記載があります。祝日ひとつひとつに意味があるんですねぇ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%A4%E5%8A%B4%E6%84%9F%E8%AC%9D%E3%81%AE%E6%97%A5

さて、稲刈り。
そこまで大規模でやっているわけではないので、基本は近くの農家からトラクターを借り出して行うわけですが、
端っこの、機械が入らないようなところは未だにカマで刈る必要があります。

一束一束、ザクザク切り進めるわけですが、これが意外と難物。足腰が痛くなります。
父の時代はこれを全て手作業で刈ったのかと思うと、、、ゾッとしますね。。

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2010年9月 8日 (水)

税理士業界のホント①


久しぶりのエントリーとなりました。

税務・監査業界に勤務されている方以外には馴染みが薄いかも知れませんが、大手税理士法人では「稼働率」という考え方があります。
私たちの仕事はタイムチャージベースでの請求が根本にあるため、どのクライアントのために何時間働いたか、というのを常に記録しておく必要があります。一日の労働時間が7.0hですから、月20営業日とすれば稼働時間は月7.0h x 20 days = 140時間が分母。
クライアントに請求する時間をこれで割ったものが「稼働率」で、私たちの業績評価の根本となるものです。

ご存じの通りTAXは決算に合わせて動く関係上、年が明けてから3月決算が終わる6月一杯までは稼働率は高止まりする傾向にあります。80%~100%を超える月も普通にあるくらい。お客様にチャージする時間以外に所内の業務や研修などもありますので、100%を超えてくると、ほとんど毎日残業をする羽目になります。

一方で、通常7-10月くらいまでは閑散期で、人によっては2,30%程度になってしまうことも。
(つまり、ほとんど働いてないってことですね)

自分の場合、7・8月の稼働率は65%程度。修正申告や源泉所得税に絡めての報酬規定のレビュー等の業務が何件か入ってきた関係で、2日に1日のペースで残業する生活で、ブログの更新も滞りがちになってしまったというわけです。

ま、タダの言い訳ですが。。

業界を希望する方の参考になれば幸いです。

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