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2010年3月17日 (水)

Bookoffに本を売った場合の課税関係

こんにちは。
税金おじさんほーむずです。

先日、古書をbookoffで引き取ってもらった話をしました。

日常、ちょっとしたものを友人・知人に安価で売ったり、使わなくなった日用品をリサイクルショップやオークションで売ったことのある人は多いと思います。
ではこういった日用品を売却した場合の課税関係はどうなるでしょうか?


そんなこと、今迄一度も考えたことないって?

、、、はい。
でも所得税法上はちゃんと規定があるんです。

まず大原則から。税法はどんな税目であれ、迷ったら通則に戻るのがキホンです。

第三十六条 その年分の各種所得の金額の計算上収入金額とすべき金額又は総収入金額に算入すべき金額は、別段の定めがあるものを除き、その年において収入すべき金額(金銭以外の物又は権利その他経済的な利益をもつて収入する場合には、その金銭以外の物又は権利その他経済的な利益の価額)とする。
2 前項の金銭以外の物又は権利その他経済的な利益の価額は、当該物若しくは権利を取得し、又は当該利益を享受する時における価額とする

→つまり、給与だろうと何だろうと、収入(=現金や、将来現金を受け取る権利)があれば、所得税の課税関係は発生します。

ものを売ったときの所得は?
→はい、これは営利目的で継続的に売却しているとき等一定の場合を除いて、『譲渡所得』とされます。

じゃあリサイクルショップでものを売る度に、その年は確定申告をしなければならないのでしょうか?
そんなことはありません。

こんな除外規定があるからです。

第九条 次に掲げる所得については、所得税を課さない。
九 自己又はその配偶者その他の親族が生活の用に供する家具、じゆう器、衣服その他の資産で政令で定めるものの譲渡による所得

政令は25条に該当箇所があります。

第二十五条 法第九条第一項第九号(非課税所得)に規定する政令で定める資産は、生活に通常必要な動産のうち、次に掲げるもの(一個又は一組の価額が三十万円を超えるものに限る。)以外のものとする。
一 貴石、半貴石、貴金属、真珠及びこれらの製品、べつこう製品、さんご製品、こはく製品、ぞうげ製品並びに七宝製品
二 書画、こつとう及び美術工芸品

つまり、
原則は収入があったら収入源泉が何であれ課税しますよ。でも別段の定めがある場合には非課税になったり、課税関係が生じなくなる場合がありますよ。という流れです。

、、、
因みにご存じの方も多いとは思いますが、「所得」というのは通常プラスの概念を差します。
なので、日用品の譲渡でプラスの所得が出ても非課税ですよ、申告しないでいいですよ、というのが上記の規定の素直な読み方です。

ところで譲渡所得は、収入から、取得費+譲渡費用を差し引いて計算します。
漫画やら日用品やらを売ったところで二束三文。普通はマイナスになるはずです。

しかし、上記政令25条の条文解釈上は、譲渡損が生じた場合についても規定をされているものと考えられており、譲渡損が生じた場合には、その損失はなかったものとみなされることとなります。

つまるところ、日用品の譲渡は一切課税関係が生じないってことになりますね。
まぁ日用品はいずれ廃棄されたり処分されてりするもので、それについていちいち損失の計算をしてたら所得税なんてなくなってしまうでしょうから♪


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